男性もHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を接種したほうがいいの?

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンとは

子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等のヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。

日本で定期接種化されているHPVワクチンは、2価(サーバリックス)もしくは4価(ガーダシル)です。
HPVワクチンの種類は、2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類があります。2価と4価は小学校6年~高校1年相当の女性を中心に定期接種の対象となっています。9価は任意接種となります。

いずれのワクチンも初めての性交渉を経験する前に接種を始めることが望ましいとされています。

参考:ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~ – 厚生労働省

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、200以上の種類があります。粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種類が子宮頸がんの患者さまから検出され、「高リスク型HPV」と呼ばれています。

これら高リスク型HPVは性行為によって感染しますが、子宮頸がん以外に、中咽頭がん、肛門がん、腟がん、外陰がん、陰茎がんなどにも関わっていると考えられています。

参考:HPVワクチンに関するQ&A

男性もHPVワクチンを接種したほうがいいの?

2020年12月から4価HPVワクチン(ガーダシル)の男性への任意接種が承認されました。HPV感染は、女性特有の子宮頸がんや外陰がんだけでなく、肛門がんや陰茎がん、中咽頭がんにも関与するとされています。

HPV感染は性交渉によって男女間で感染を繰り返すため、男女にワクチン接種をすることで感染の広がりを抑えることができます。
本人のHPV感染による病気の予防だけでなく、自分が感染源とならないためでもあります。

HPVワクチンは何回接種すれば良いの?

HPVワクチンは、3回の接種が必要です。
ガーダシルについては、1回目の接種を受けた2か月後に2回目を、6か月後に3回目の接種を受けます。

HPVワクチンの効果とは?

HPVは、男性もかかる病気(肛門がんや陰茎がん、中咽頭がん、尖圭コンジローマなど)の原因になります。
HPVワクチンを接種することにより、それらの病気を予防することができます。

接種タイミングは、HPVに感染する機会となる性交渉を経験する前にHPVワクチンを接種することがお勧めされています(HPVは一度でも性的接触の経験があればだれでも感染する可能性があります)。

副反応は?

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

2021年12月時点の添付文書に基づく

参考:問2-9. HPVワクチン接種後に副反応はありますか? – 厚生労働省

接種後に注意することは?

針を刺した直後から、強い痛みやしびれが生じた場合は、医師にすぐに伝え、針を抜くなどの対応をしてもらって下さい。また、その後の対応についても相談してください。

予防接種直後に、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神が現れることがあります。
倒れて怪我をすることもあるため、接種後に移動する時には、保護者の方が腕を持つなどして付き添うようにし、接種後30分ほどは体重を預けられるような場所で待機して様子を見るようにしてください。

また、予防接種当日は激しい運動は避け、接種部位を清潔に保ち、体調管理をしっかり行ってください。
接種部位の異常や体調の変化、さらに高熱、けいれん、長期間持続する激しい痛みなどの異常な症状を呈した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

接種後に気になる症状が現れたときは、以降の接種を中止・延期することが可能です。気になる症状があれば、担当の医師に相談してください。

参考:問2-12. HPVワクチン接種後に注意することはありますか? – 厚生労働省

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