ポイント!
- 耳垢は自然と外に出てきます。耳掃除は基本的には必要ありません。
- 耳垢は鼓膜までの通り道を保護する役割もあります。
- 耳の聞こえが悪くなるくらい耳垢が溜まっている場合には除去が必要です。
耳垢はとったほうがいいの?
無理にとる必要はない
よく小児科や耳鼻科に「こどもの耳垢をとってください」と言って来院される方がいらっしゃいます。そもそも耳垢は、病院に行ってまで取り除かなければいけないものなのでしょうか?
答えは、「無理にとらなくていい」です。
耳垢というのは、耳の中の古くなった皮膚、分泌物の塊です。これは、鼓膜に至るまでの耳の通り道を保護する重要な役割もあります。そして、口を動かしたり、体位(姿勢や体の動き)によって、動いて自然と出てくるものなのです。
また、耳の中の皮膚は、奥から外へと、毎日少しずつ動いています。耳の奥へ、耳垢が貯まらないようにできています。特に、乾いた耳垢の人は、めったに掃除をしなくてもいいのです。
耳垢を取り除くケース
ただし、以下2つのケースでは耳垢を取り除く必要があります。
- 耳の穴が耳垢でふさがってしまい、耳の聞こえが悪くなっている場合(めったにありません)
- 耳の奥にある鼓膜を観察するのに、耳垢で見えないとき
また、小さいころから自宅で耳垢をとったり、耳鼻科へ通って耳垢の除去を行ったりすると、耳掃除への恐怖感が強くなり、かえって耳の掃除ができる年齢が遅くなってしまう可能性もあります。
ただ単に、「耳垢が見えていて気になるから取りたい」という保護者のみなさんのお考えで、耳掃除を頻繁に行うとかえってお子さんのストレスとなる場合があるため注意してください。
キャップスクリニックでも、鼓膜が観察できない場合は、鼓膜が見える程度には耳垢を除去します。しかし、耳の聞こえも問題なく、鼓膜の観察もできる程度の耳垢であれば、完全にきれいに取り除くまでは致しません。
完全にきれいに除去する行為は、外耳道を傷つけてしまったり、鼓膜を傷つけてしまう場合もあります。耳の中に物を入れられることはお子さんにとって、とても怖いことです。必要のない処置に関しては行わないことがお子さんを育てていく上で重要であると考えます。
キャップスクリニックは首都圏を中心に365日診療を実施しています。
①365年中無休で朝9時~夜21時まで診療(一部クリニック除く)
キャップスクリニックでは、「標準的な治療」を365日受けることができる「治療提供拠点」を維持し、普及することに努めています。
日々お忙しい中でも安心してご受診いただけるよう、朝9時~21時まで開院しております(一部クリニックを除く)。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆なども休まず診療しておりますので、いつでもご来院ください。
②ご家族の皆様もご一緒に!
小児科でも、お子さまとご一緒にご家族の皆様も診察・予防接種等をお受けいただけます(受診される方全員のご予約・ネット問診をお済ませください)。
※ご症状によっては内科受診をお勧めさせて頂く場合がございます。
また、当院は24時間ネット予約受付システムを運営しており、いつでもご予約および事前問診が可能です。ご家族の皆様で同じお時間にまとめてご予約していただくことも可能となっております。
ご家族の皆様が同じ時間に予約する方法
③1枚の診察券で全クリニックをご受診いただけます
キャップスクリニックは首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)を中心に小児科・内科のクリニックを運営しており、全クリニック共通の診察券でご受診いただけます。
④予防接種、各種健診を毎日実施しています
一般的に、予防接種は乳児健診などは曜日が限定されているクリニックが多い中、キャップスクリニックでは予防接種・健診を毎日実施しています(事前予約が必須)。
原則、当院は朝から21時まで診療しておりますので、お忙しい中でもご都合のよいタイミングでご来院いただけます。