何らかの原因(多くは風邪)で、鼻水、鼻づまり、咳き込んで夜間の睡眠を妨げてしまう状況がある小さなお子様をお持ちのお母様なら、何とかしてあげたいと思うのが普通です。その結果、鼻吸引をしてもらいたいとの思いで、クリニックを訪れる場合が多いと思いますが、当クリニックでは、一時的な鼻吸引はお子様に苦痛を与えるだけで、あまり意味がないため行っておりません。
しかし、「鼻の吸引について」を見られるとお分かりのように、あまりに鼻水が多くて睡眠を妨げる場合は、一時的に鼻吸引をすることはよいとしています。鼻吸引を行う場合、鼻水の観察をしてください。
鼻水は、出始めはサラサラとしたいわゆる水鼻がでます。続いて2~3日すると粘調な鼻が出て徐々に少なくなります。水鼻の時は、あえて鼻吸引はせず出た鼻水を小まめに拭き取ってください。この時、乾いたティシュで強く何回も拭くと、鼻の下を傷つける形となり、炎症を起こしてしまいますので、ウエットティッシュで鼻をつまむようにして、出ている鼻水をとると、意外に嫌がらず拭かせてくれます。この時期は、上体を少し起こすような体位(頭を少し高くして斜めに寝かせる)をとるとよいでしょう。
鼻吸引の対象となるのは、粘調な鼻水で鼻づまりが強くなり、苦しそうな呼吸をしている2~3日目です。
1日の中で比較的鼻水が溜まりやすい時間帯は、朝起きた時、お昼寝から起きた時、入浴後が多いため、この時間帯に鼻吸引をしてみてはいかがでしょうか。特に入浴時は血行、体液循環がよくなり、鼻水が出やすくなっているので、鼻をつまむようにして出ている鼻水を2~3回とるとよいでしょう。また、少し月齢が立っているお子様(1歳~ 早ければ8ヶ月ぐらいでもできる)は、少しお湯を手に取って顔にかけ、鼻をつまんで出ている鼻水をとるのも効果的です。ティッシュを「こより」にして鼻先に入れ、コチョコチョくすぐり、くしゃみをさせて出た鼻水を、鼻をつまんで取る方法もあります。
家庭でできる鼻吸い器も、今はいろいろ工夫されたものが市販されているので、今この子にとってどれが一番よいのかを考え、購入されるとよいでしょう。
次に、鼻吸い器を効果的に使用するための1つの方法をお話しします。まず、畳、ベットでもよいのですが、少し硬めの場所にバスタオルを敷、お子様の両手、足を包んでのりまき状態にし、お母様の手で吸う鼻の孔を開くようにし、副鼻腔(目の下の部分)をマッサージしながら、交互吸引すると、鼻水が取れますので行ってみてください。
鼻吸引の仕方を実際に行ってみたいお母様は、ぜひ看護師にご相談ください。
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